佐久市 | 全体リフォーム 寒さと段差と動線を改善した暖かい家
工場(こうば)を併設していた建物で、1階の半分が作業場でした。住居スペースは畳一枚分の玄関、トイレ、居間、台所、階段のスペースがぎゅっと詰まっていました。
脚の不自由なご家族の寝室は作業場だった部屋に囲いを付けて部屋にしていました。
作業場は東と南に大きな開口部(窓)がありましたが、東側には車庫が、南側には物置があった為に昼間でも光が入らず冬場はかなり温度が下がっていました。
ヒートショックが心配な点や、玄関以外にも各部屋やトイレ・浴室に行くにも中々の高さの段差があり転倒の心配がありました。
さらにお風呂は別棟で一旦外に出てから浴室の建物に行くかたち。その浴室の建物も南側にある為、住居スペースの南側には開口部がない状態で日当たりが悪かったのです。
問題を解決した計画
1階部分は躯体を残して解体。玄関位置を道路面から避けた東側へ移動。家の出入りを安全にしました。
段差だらけの家をバリアフリーにして玄関の上がり框以外の段差をなくしました。
お風呂は同じ建物内に。リビングからも移動しやすく通路も広くしています。
床は転倒予防のため滑りにくいフローリングにし、水周りはお手入れのしやすい塩ビの素材です。
天井・壁と床下に断熱材を施工。通常2階がある部分の1階の天井裏は断熱材は施工しませんが、2階は殆ど使用しない為今回は1階の天井裏にも断熱材を入れています。
階段の位置を変更したので、2階も一部手を入れて、階段とトイレの改修をしました。
ユニットバスは床・壁・天井・浴槽が断熱材で巻かれているので温度が下がりにくく、換気乾燥暖房機も導入しています。
南側にあったお風呂と倉庫の建物を解体し、日当たりがよくなりました。