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住宅のメンテナンスは必要?一般的な住宅メンテナンスのスケジュールをご紹介

住宅メンテナンスは必要?

住宅には定期的な点検・メンテナンスが欠かせません。日々雨風にさらされており、災害などが起こった場合は直接的なダメージを受けることもあります。ずっと住み続け、使い続けていれば徐々に経年劣化を引き起こします。溜まったダメージを放置してしまうと、劣化を加速させ、住宅としての機能が果たせなくなってしまう可能性も。そうしたことを防ぐためにも、定期的に点検・メンテナンスを行うことが重要です。
しかし、戸建てだとマンションと違って自分でメンテナンスのスケジュール管理をおこなったり、費用や時間を捻出する必要が出てきます。なので、事前にどのようなタイミングでメンテナンスをすれば良いのか、事前に知ることができれば余裕を持ってメンテナンスの計画を立てることができます。
今回の記事では、住宅のメンテナンスのスケジュールについて住宅の部位ごとにご紹介します。それぞれ、
● どのようなタイミングで何をチェックすれば良いのか
● 業者への依頼のタイミング
● 自分でできる点検・メンテナンス
などについても説明しています。
新築購入を目前に控えている方、マイホームをお持ちの方、この記事をぜひご参考ください。

住宅メンテナンスの重要性〜3つのポイント〜

ではなぜ住宅のメンテナンスは重要なのでしょうか。ここでは3つのポイントについてご紹介します。

ポイント①劣化の度合いを抑えることができる

こまめに点検をすることで、住宅の異常に気づくことができ、そしてメンテナンスをすることで故障などを未然に防ぐことができます。経年劣化は致し方のないことですが、劣化の度合いは抑えることができます。また、費用面から見てもこまめに点検やメンテナンスを行うと、何年かに一度の大がかりなメンテナンスが必要になったときも費用が抑えられるといったメリットがあります。

ポイント②長く快適に暮らすことができる

マイホームの購入は多くの人にとって大きな買い物であり、せっかくのお気に入りの住まいを故障などによって早々と手放すことになってしまったら悲しいですよね。定期的なメンテナンスによってトラブルを未然に防ぐことができれば、その分長く快適に暮らすことが可能になります。

ポイント③住宅を綺麗に保つことができる

住宅メンテナンスを行うと、何年経っても住宅を綺麗な状態に保つことができます。そうすることで住宅の価値が保たれ、例えば売却するとなった場合にも、高く売れる可能性があります。

住宅メンテナンスの種類・行うタイミング

構造体

建物の土台となる骨組みのことを構造と言います。住宅の構造は、構造体の種類によって、木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造の大きく3つに分けることができます。
構造に関しては、必要に応じて補修することが望ましいです。地震や台風などの災害が起こったあとは、家の構造部分をチェックするようにしましょう。大きなひび割れなどを見つけたら、業者等に連絡して確認し、必要であれば工事を行うことが大切です。
なお、どの住宅に関してもシロアリ対策をおこなうことがとても大切です。5〜10年ごとに防蟻処理を行うことをオススメします。ポイントとしては、シロアリは床下などの暗く湿気が多い場所を好むので、床下の風通りをよくしたり、水漏れを起こしている箇所がないか確認することです。

屋根

屋根材の種類によって異なりますが、基本的に10〜20年のスパンでのメンテナンスが推奨されています。粘土瓦、ステンレス製の屋根であればおよそ25〜35年スパンでのメンテナンスがオススメです。増貼り(新しい屋根材を重ねる工法)や葺替え(今ある屋根材を撤去して新しいものと替える工法)の場合、費用は100万〜200万円ほどとかなりの出費となるため、注意が必要です。

外壁

外壁は主に、
● 塗装仕上げ
● タイル仕上げ
● サイディング・ALC
以上の大きく3つの種類に分けることができます。どの種類でも、10〜20年スパンでのメンテナンスが推奨されています。
塗装仕上げの場合、表面塗装が主なメンテナンス方法です。費用はおよそ60万〜100万円ほどを見積もっておくと良いでしょう。タイル仕上げの場合は、タイルの洗浄と目地打替えを行います。費用はおよそ5万〜70万円ほどかかります。サイディング・ALCの場合は、目地の打ち替えや塗装を行います。メンテナンスの範囲にもよりますが、2万の場合や200万円かかる場合もあります。
なお、タイル仕上げの住宅の場合、定期的に高圧洗浄を行うことをオススメします。

外部建具

外部建具は、主に玄関・勝手口ドア、サッシ、網戸、そしてシャッターなどのことを指します。
これらに関しては、基本的に使っている上で違和感があれば業者に問い合わせるのが一番です。違和感を放置していると故障に繋がり、防犯上危険なので早めに問い合わせるようにしましょう。それぞれの交換費用の目安は下記の通りです。
玄関ドア・・・25万〜50万円
勝手口ドア・・・15万〜20万円
サッシ・・・15万〜30万円
網戸・・・5万〜10万円
電動シャッター・・・15万〜30万円

サッシはほこりなどが溜まりやすく、それが故障の原因にもなります。こまめに掃除することをオススメします。

室内

室内でメンテナンスが必要となる箇所は、クロス、フローリング、畳、シート床材などの内装仕上げ材とドアなどの内部建具です。それぞれ5〜15年スパンでの点検・補修が望ましいです。費用は補修の範囲にもよるので、事前に業者に見積もりを取ることをオススメします。
フローリングの場合、日常的な乾拭きと3〜6ヶ月ごとにワックス掛けをすると綺麗な状態を長く保つことができます。

住宅設備

給水・排水管や給湯管などの設備も定期的な点検・補修が大切です。排水管に関しては、定期的に高圧洗浄を行いましょう。高圧洗浄の威力が強すぎたりすると配管を傷つけてしまう恐れもありますので、専門の業者にお願いするのが良いでしょう。それぞれ5〜15年のスパンで行うことが望ましいです。普段の注意点としては、詰まりやすい原因である油などは吸い取って流さないようにしたり、髪の毛などが流れるのを防ぐようにするのも大切です。

屋内・屋外の排水管は詰まりやニオイを防ぐために定期的に掃除をすることが大切です。放置していると水漏れや汚水の逆流など、さまざまな問題を引き起こす可能性があるので定期的なお手入れで未然に防ぐようにしましょう。

まとめ

今回の記事では住宅メンテナンスの必要性、定期的な住宅メンテナンスがどのようなメリットを与えるのか、そして部位ごとの住宅メンテナンスのタイミングや点検ポイントなどについてご紹介しました。
費用はあくまで目安で、家の大きさや立地条件、使う材料の種類などによって変わります。
マイホームの寿命を延ばし、快適に暮らすためには住宅メンテナンスが欠かせません。損傷や故障を放置しておくことは住宅の価値を下げることにもなるし、防犯などの観点からもとても危険です。まずは自分たちでできることをおこない、必要であれば専門業者にメンテナンスを依頼することがオススメです。