住宅ローンの事前審査と本審査の違いとは?それぞれで確認される項目や必要書類についてご紹介
住宅購入は高い買い物になるので、資金回りのことに関しては慎重に、かつ入念に準備しておきたいところ。
特に住宅ローンに関しては、住宅を購入するまではほとんどの人が触れることのない領域であり、申し込みに向けて不安が募る方も多いのではないでしょうか。
住宅ローンには、事前審査と本審査の2段階の審査があります。2段階の審査と聞くと、なぜ2回も審査をおこなうのかと思わず身構えてしまいそうですよね。
今回の記事では、
● 事前審査と本審査の違いについて
● それぞれの審査でチェックされる項目
● それぞれの審査の特徴・審査に必要になるもの
以上についてご紹介します。
事前審査と本審査の違いとは
事前審査は、一般的に金融機関によっておこなわれます。住宅購入予定者の返済能力の有無などについて、過去の信用情報などから判断します。簡易的な審査で、結果もすぐに判明するものです。
事前審査に通ったあと、本審査を受けることができます。事前審査された人たちについて、改めてじっくりと審査するためにおこなわれます。事前審査とは審査の厳密さも審査にかける時間も異なり、より厳密に、より長い時間をかけて審査されます。審査をおこなうのも金融機関ではなく保証会社であり、申込者の信用情報について細かく調査されます。
そもそも住宅ローンとは、住宅購入のために金融機関から借りるお金ということで、多額のお金が申込者に流れることになります。貸したまま返済が滞ってしまったなんてことを防ぐためにも、2段階に分けて慎重に審査する必要があるのです。
審査でみられる項目
それぞれの審査ではどのようなことをチェックされるのでしょうか。
令和2年度民間住宅ローンの実態に関する調査結果報告書によると、90%以上の機関が以下の項目を重視しています。
● 完済時年齢
● 健康状態
● 担保評価
● 借入時年齢
● 年収
● 勤続年数
● 連帯保証
● 金融機関の営業エリア
● 返済負担率
住宅ローンの返済は長期に渡るため、申込者の返済能力を長期的な目で見て判断する必要があります。
ここからは事前審査と本審査の特徴やそれぞれで必要になる書類などについてご説明します。
事前審査
事前審査の特徴は、購入する物件が決まり、物件の売買契約を結ぶ前に申し込むことが可能な点です。
申込先の金融機関が申込者の返済能力について判断するのと同時に、申込者にとっても、
・そもそも住宅ローンを組むことができるのか
・自分たちの場合だといくらぐらい借り入れることが可能なのか
などを把握することができるので、今後の大まかな流れを決めることができます。
審査結果は早ければ即日で結果がわかります。時間がかかったとしても、1週間ほどで結果を手にすることができます。ただし、申し込むタイミングや審査期間によっては契約までに間に合わない可能性もあるので注意しましょう。
必要書類
事前審査で準備が必要な書類についてご紹介します。
基本的には、
・事前審査申込書
・本人確認書類
・収入証明書類
・物件についての書類
以上の書類が必要になります。
まず、事前審査申込書です。事前審査を申し込む金融機関所定のものがあるのでそれを用意します。
運転免許証やパスポートなどの、本人確認書類も必要になります。
収入証明書類は、会社勤めの場合は源泉徴収票、自営業や個人事業主の場合は確定申告書、法人の代表をしている場合は決算報告書などを事前に用意しましょう。
購入を予定している物件の情報がわかる書類も必要になります。ハウスメーカーや工務店などに確認して用意しておきましょう。
本審査
事前審査に通ったら、住宅の工事請負契約や物件の売買契約を結び、今度は住宅ローンの本審査へと進みます。本審査では、事前審査で確認したことを改めて確認するため、事前審査で落とされていない限り本審査でも落とされるということはあまりありません。ただし、申込者の情報についてより細かくチェックが行われるため、提出に必要な書類は事前審査時よりも多く、審査期間も長くなります。
必要書類など
基本的には、以下の書類などが必要になります。
・本審査用の住宅ローン申込書
・団体信用生命保険申込書兼告知書
・住民票の写し
・物件の情報がわかる書類(間取り図や工事請負契約書又は売買契約書の写しなど)
・土地登記事項証明書
・建物登記事項証明書
・印鑑(実印)
・印鑑登録証明書
以上が住宅ローン申込者全員に当てはまる書類や持ち物です。
これとは別に、雇用形態の違いによってそれぞれ用意する必要のある書類があります。
【給与所得者の場合】
・源泉徴収票
・住民税決定通知書
【個人事業主や副業などで確定申告をしている人の場合】
・申告所得税納税証明書
・事業税納税証明書
・確定申告表と付表
【法人経営をしている人の場合】
・源泉徴収票
・法人の決算報告書
・法人税納税証明書
・法人事業税納税証明書
・確定申告書と付表
これらの書類の中には、お住まいの地域の役場などで取り寄せる必要のある書類もあるため、申し込みの際にあたふたしないよう事前に準備をしておくようにしましょう。
本審査の結果が出るまで1〜2週間ほどかかります。審査に通ったら、借入がスタートします。
まとめ
今回の記事では、事前審査と本審査の違いやそれぞれの特徴などについてご紹介しました。事前審査はスクリーニングのような役割を果たし、スピーディに審査がおこなわれます。本審査では事前審査に比べてより念入りに、返済能力の有無について審査されます。そのため必要になる書類なども多くなりますが、あらかじめ用意をするなどして余裕を持って審査に臨むようにしましょう。
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