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NJKの家づくり

長野住環境企画に勤める人をインタビューする企画第2弾。

長野住環境企画に勤める人をインタビューする企画第2弾。
今回の主役は現場監督を務める清水 元旦(もとまさ)さんです。

住宅業界を目指したきっかけ

大学を卒業して新卒で入った会社から住宅業界に身を置いているという清水さん。しかし大学当時は住宅業界ではなく、都市計画の道へ進みたかったと言います。

「自分たちで都市の基本計画を作るというそういう魅力があったんですね。」

都市計画に魅了され、大学では都市計画に関するゼミに参加し、卒論も都市計画にまつわるトピックを選んだという清水さん。当初は卒業しても都市計画の道に進みたいと考えていたそうですが、都市計画の設計事務所が少なく、希望する職が見つからなかったそうです。

そんなとき、ゼミの先生に勧めてもらった建材を扱う会社の住宅事業部に就職し、それがきっかけで住宅業界に足を踏み入れることになったそうです。

そこで個人住宅の設計業務に携わり、住宅の図面を描いているうちに「住宅って面白いな」と感じるようになり、そこからは住宅一筋で現在に至ります。

長野に戻ってきてからは、別荘の建設を主におこなう会社や断熱に特化した建物を作る会社など、住宅業界のなかのさまざまな分野で活躍し、定年退職後に長野住環境企画に入社しました。

長野住環境企画では、長年培ってきた経験とスキルを活かし、主に現場監督として活躍しています。

仕事に対するプロ意識をいつまでも大切に

申し分ないレベルの経験とスキルをお持ちの清水さんですが、実は今までの社会人生活のなかで欠かさずおこなっていることがあると言います。

それは、朝誰よりも早く出社し、会社や会社周辺を掃除することです。

「私と名前が同じ”元旦”が会社名に入った会社の社長さんの講演会を聞いたことがあるんですけど、その社長さんは社員の誰よりも早く会社に出て、トイレ掃除から始めるらしんです。そうすると自分の心が高慢ちきにならないでできるっていうことを講演で聞いて、それに感銘を受けて。」

「それ以来、もう今年で50年仕事をしているんですが、どの会社でも一番に出勤して掃除することを心がけています。」

長野住環境企画に入ってからもそれは同じで、清水さんが掃除をしている姿は近所の人にも知れ渡っていると言います。

「やっぱり住宅って、一般ユーザーさんの買い物のなかで一番高い買い物だと思うんですよ。100%満足していただけるような建物を作りたいっていうのがうちのコンセプトなんですよね。それにはどうしたらいいのかっていうとき、やっぱり自分が身構えたり、高慢ちきになってしまったらできないと思うんです。」

満足度の高い家づくりをおこなうためには謙虚な姿勢が大事であり、謙虚でいるためには毎日の清掃といった心がけが必要と語る清水さん。
自分の心がけだけでなく、仕事場を綺麗にすることはお客様への最低限の礼儀にもなるとも言います。

「(掃除をずっと続けていると)現場を綺麗にしなくちゃいけないという気持ちが生まれてくるし、お客様にお金を出していただいているので、現場が綺麗じゃないと失礼にあたるし。やっぱり現場が汚い人の仕事って汚いんですよ、収まりも悪いし。」

掃除だけでなく、実際に施工の仕事に取り掛かる際も、意識していることがあると言います。

「私は自分で紹介したお客様以外は営業活動をしていないですから、お客様のプランがどういう形でこのようなプランになったのかということは、事前に社長や遠藤から話は聞いているのですが、実際にはわからないんです。」

「なので図面をみて、このお客様は何を考えているのかってことを感じながら、各パートの収まりを考えたりして施工しています。」

「やっぱり大工さんにしても他の職人さんにしても、仕事をやっていただいてその後でやり戻しをするのが私は大っ嫌いなんですよ。結局やり戻した仕事って貼ったところを剥がしたりするから床が傷ついたりとか、そういうことがあるので、それにはやっぱり自分で仕事の内容を把握しながら施工図をかいて、仕事を職人さんに指示しないと、自分の気持ちも伝わらないし図面の意思も伝わらないと思うので、極力施工図は確保するようにしています。」

押し付けるコミュニケーションではなく、相手を尊重するコミュニケーションを

清水さんは現場監督として、現場に入ったときにお客様と接する機会があります。
工事を進めていく際は、お客様となるべくコミュニケーションを取りながら進めていくことを意識しているそうです。

「現場って実際にできてくると、お客様も”ちょっと違うかな”と思うことが出てくるので、そういうときに相談を受けたら、なるべくお客様があとで後悔しないように話をしていますね。」

お客様は家づくりに関しては素人の方がほとんど。なのでわからない部分をわかりやすく説明することが大切だと清水さんは語ります。

「あとはやっぱりお客様の気持ちを最優先にすることですね。自分ではこうした方がいいんじゃないかって思ってても、それを押し付けちゃうとね。」

社交的な一面も

清水さんのお話からは、丁寧な仕事ぶりが伝わってくると思います。そんな清水さんですが、実は社交的な一面も。
趣味で自宅ライブを開催することもあるそうです。

「近場でライブしている時は行ったりしていたんですよ。それを何回かしているうちにですね、これは聞きに行くよりは自分でライブしちゃった方が、、って形で、たまたまその時に自分の自宅を新築する計画があったのでちょっと広めのリビングと玄関を作ってですね。」

清水さんは演奏するのではなく、バンドを招いて集客をする係。

「日程を聞いていつにするかという話をしながらですね、チラシを作ったり人を集めたり、それが一番大変なんですよね。」

大変とは言いつつ、とても楽しそうに語ってくれました。

編集後記

インタビューの中でご自身の性格についてお聞きした際、「基本的には気が短い、ただそれを抑えているだけ」と表していました。しかし、仕事に対する真摯な姿勢や何年も決めたことを地道に継続される清水さんからは、ひたむきに仕事に取り掛かることの大切さを学ぶことができました。
日頃のおこないがいいと必ずその人に幸運が訪れると言います。
日頃から掃除や仕事に真摯に取り組む清水さんには、安心して家づくりを任せられると個人的に感じました。