住宅の購入を考える際に一番の心配ごとといえば”お金”ではないでしょうか。ローコスト住宅なども多く出てきてはおりますが、そう言っても住宅購入の金額は大きいため、多くの人が銀行のローン活用を検討されるのではないでしょうか。
多くの場合、ローン申請に関してハウスメーカーや工務店の担当者がアドバイスをくれるとは思いますが、自分である程度その仕組みと流れを理解しておくことは家づくりを失敗させないためにはとても重要です。
そこで、この記事ではローン利用の流れをできる限り簡単に、わかりやすくまとめてご説明いたします。

予算決め

まずは、住宅購入のトータル予算を決める必要があります。予算の決め方ですが、一般的に年収の25%程度の負担が妥当であると言われています。ただ、金利なども考慮して計算するのはちょっと大変です。そこで、現在では多くの金融機関がwebサイトにローンのシミュレーションが行えるページを用意しており、簡単な数字の入力で自動計算されるためご活用ください。

八十二銀行ローンシミュレーター：https://www.82bank.co.jp/kojin/kariru/jutaku/simulation/

土地の検討・購入手続き

予算が決まったら、購入する土地を決めます。ただ、この段階では実際に購入するのではなく、「買付証明書」という購入する意思があることを証明する書類を発行してもらうだけでも大丈夫です。土地が決まらないことにはその後の家づくりの計画を具体的に進めることができないため、まずは土地探しから始めます。
購入する土地の金額に関して、トータル予算の３割程度で考えると良いです。予算が3000万円なら、900万円を土地の予算として探してみましょう。

建てる家のプランニング

予算と家を建てる土地が決まったらいよいよ家づくりのスタートです。ハウスメーカーや工務店の担当者に、家づくりの要望や条件を伝えてどんな家にするのかを決めていきます。
実際にどのような家が出来上がるのかが決まる最も重要な部分ですので、じっくりと進めていきましょう。

住宅ローンの事前審査

家づくりのプランが決まった段階で、見積もりの内容をもとにローンの事前審査をおこないます。（打ち合わせの最初の段階で行う場合もございます）ここでは、収入に関する書類などの提出が求められますが、ハウスメーカーや工務店の担当者が金融機関での申請の際に同席するなどサポートしてくれることが多いです。（申請を代行する場合には別途費用が発生する可能性があるため事前に確認することをお勧めします）事前審査の結果は提出した書類に不備等がなければ数日で結果がでます。

多くの場合、ローンの審査は事前審査と本審査の2回行われます。
本審査の方が重要に思われるかもしれませんが、事前審査を通過すればおおかた本審査は通過すると言われております。

工事請負契約の締結

家のプランが決まり、ローンの事前審査が無事通過したら、家づくりを依頼する会社と契約を締結します。この契約内容をもとに家づくりが始まるため契約内容はしっかり確認して締結するようにしましょう。契約締結後、工事が始まります。

住宅ローンの本審査

工事請負契約が完了したら、ローンの本審査です。契約書など必要な書類を揃えて申請します。本審査とは事前審査で申請した内容を確認する意味合いが強いので、事前審査で提出した内容と相違がなければ通過する可能性は大きいためそこまで心配する必要はありません。

住宅ローンの契約

ローンの本審査が通過し、家が無事完成した後に住宅ローンの契約を行います。多くの場合、住宅ローンの契約には、購入する土地と住宅を担保にします。

ローン金の受け取り

ローンの契約が完了し、家が完成した段階でローンの金額が振り込まれるので、各支払いを行います。その後は毎月、ローンの内容に基づき返済していきます。

まとめ

今回の記事ではローンを利用した場合の簡単な流れをご紹介しました。
実際の申請では、ハウスメーカーや工務店の担当者が丁寧にアドバイスをくれたり、実際に申請を代行してくれたりと悩むことは少ないかもしれませんが、ローンのお金を受け取るまでのおおまかな流れを把握しておくことで、より安心して家づくりを進めることができると思います。

当社、長野住環境企画では家づくりはもちろん、お金のことに関してもスタッフが親身になってお客様にご説明・ご提案させていただきます。
また同時に、補助金に関する知識・利用実績も豊富なため、受給対象となるお客様には各種補助金のご案内もさせていただきます。

今回はできるかぎりわかりやすく住宅ローンの流れをご紹介しました。実際には、金融機関への手数料や保証会社に対する保証料金・手数料などが必要になります。また、住宅ローンと一言に言っても、利用する商品プランにより利用条件が異なりますので、詳しく知りたい方は、まずはお気軽にご相談いただくことをお勧めいたします。