家を建てる多くの人が利用するであろう住宅ローン。みんな当たり前のように利用しているから自分も問題ないだろうと簡単に考えてしまうのは危険です。住宅ローンの審査に通らないと家づくりそのものを諦めなくてはならない場合もあるため、しっかりとその審査基準を理解し、審査に備えておくようにしましょう。
今回の記事では、住宅ローンにはどのような審査項目があるのかをご紹介いたします。
住宅ローンの主な審査項目とは?
住宅ローンの審査基準は金融機関によって異なりますが、国土交通省の過去の調査結果などによると、ほとんどの機関が以下の4つを重視しています。
年齢(借入時年齢と完済時年齢)

住宅ローンは長期間にわたり返済していくため、年齢が高すぎると審査に影響します。多くの金融機関では、借入時の年齢制限(多くは20歳以上)と、完済時の年齢上限を設けています。以前は「完済時年齢を75歳未満」とする場合が多かったですが、近年では定年延長などの影響もあり、80歳や85歳未満まで引き上げる金融機関も増えています。返済期間が短くなると毎月の返済額が大きくなり、返済負担率が上がるため注意が必要です。
健康状態(団体信用生命保険への加入)
万が一の事態に備え、多くの金融機関では「団体信用生命保険(団信)」への加入を融資の必須条件としています。健康上の理由で休職してしまったり、万が一亡くなられたりした場合に返済を肩代わりしてくれる保険であり、これに加入できない場合は貸し倒れリスクから審査に通らない可能性が高くなります。
担保評価額
金融機関は貸し付ける際に、購入する家屋や土地を担保とします。そのため、その家屋や土地の「担保としての評価額」も審査基準となります。
年収・勤続年数
住宅ローンは毎月の収入から返済に充てるため、年収は返済能力を判断する重要な基準です。また、長期間にわたって継続的な収入が見込めるかを判断するため、勤続年数も重視されます。
【重要】住宅ローンの審査に落ちる主な理由

審査項目を満たしていない場合、審査に落ちてしまうことがあります。主な理由は以下の通りです。
- 健康状態に不安がある:過去の病歴や現在の健康状態により、団信の審査に通らなかったケースです。
- 返済負担率が高すぎる:年収に対して毎月の返済額(車のローンなど他の借り入れも含む)の割合が、金融機関の定める基準を超えているケースです。
- 過去の信用情報に問題がある:クレジットカードの支払い遅延や、スマートフォンの分割払いの滞納履歴などがある場合、個人の信用情報に傷がついており審査に落ちる原因となります。
審査を通過するための改善策・対策

もし審査に不安がある、あるいは一度落ちてしまった場合でも、以下のような改善策をとることで通過できる可能性があります。
- 借入額を見直す(頭金を増やす):親族からの援助などで頭金を増やし、借入希望額を減らすことで返済負担率を下げます。
- 健康状態に不安がある場合の対策:持病があっても加入しやすい「ワイド団信」を取り扱っている金融機関を選ぶか、団信の加入が任意である「フラット35」の利用を検討します。
- 他の借り入れを完済する:車のローンやリボ払いなどがある場合は、住宅ローンの審査前に完済しておくことで、返済負担率の条件をクリアしやすくなります。
次のステップ:「事前審査」と「本審査」の違い
住宅ローンの審査は、簡易的な「事前審査」と、より厳密な「本審査」の2段階で行われます。それぞれの審査のプロセスや「通るための準備」については、以下の記事で特化して解説していますので、審査を控えている方は必ずご確認ください。
👉 住宅ローンの事前審査と本審査の違いとは?それぞれで確認される項目や必要書類についてご紹介
まとめ
住宅ローンの審査基準や落ちる理由を事前に把握し、しっかりと対策を練ることが家づくりの第一歩です。ただし、金融機関や商品によって審査基準は異なるため、住宅ローンに詳しい専門家にご相談することをお勧めします。
長野住環境企画には、住宅ローンに詳しいスタッフが常駐しており、資金計画のご相談もお受けしております。まずはお気軽にお問い合わせください。